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有機の豆知識

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 政府は24日の閣議で、昨年7月施工の食育基本法に基づく初めての「食育白書」を決定した、との報道が24日の道新夕刊に載っていました。

 記事に掲載された白書によりますと、毎日一緒に夕食をとる家族の割合は1976年では36.5%だったのに対し、2004年には25.9%まで減少。1日の野菜摂取量の目標とされる350gにすべての世代が達していないなど、栄養の偏りも顕著になっている。子どもの朝食抜きの割合は、10代後半で12.4%。朝食を一人でとる孤食は、小学生で20.1%、中学生では41.6%に達した、とのこと。

 通勤時間が首都圏に比べて比較的短い北海道ですから、白書の数字よりも良いと思われますが、夫が会社員の主婦の方にお聞きすると「晩御飯を毎日家族一緒に食べるなんて無理」と強い回答。それでも夫の帰宅まで我慢させて晩御飯をとっている家庭では、幼稚園児の晩御飯が夜8時、9時になってしまうということです。

 政府は、子どもの早寝早起きも勧めており、成長ホルモンの関係でも早寝が良いとされています。そうであるならば、晩御飯は6時頃にしなければなりません。30年前では約4割弱の家庭が、毎日晩御飯を家族一緒にとれていた、ということは、社会のあり方がそれを可能にしていたということです。晩御飯の団欒を奪ったのは、家庭に問題があるのではなく社会体制すなわち政治の問題だと考えられます。

  また、野菜を1日350g食べることを勧めていますが、以前は200g食べるようにと言われていました。野菜の量が増えた理由の一つに、以前に比べて野菜に含まれている栄養分が減少しているので、以前よりも多く食べなければいけないとのこと。

  野菜の栄養が減ってしまった原因として、近代農業が追い求めた効率化による大量生産がまずあげられます。農薬と化学肥料の多投による土の生命力の弱体化、ミネラル分の少ない原因となります。

  次に考えられるのは、山の開発によって里へ流れてくる川の中身が変化してきたことがあります。本来、山に降った雨は地下水となったり渓流を下って川となって里へ来ます。渓流で流れる水は、激しくぶつかり合いながら下ってきますが、その際、岩と衝突することによってそこに含まれているミネラルも削ります。しかし今は、ダムや放水路によって川はぶつかり合うことなく里へ来ます。用水は、川から取りますので以前よりもミネラルの少ない水を使って野菜を育てることになります。

  実際に350gの野菜を使うメニューを考えてみますと、いかに200gであれば簡単なのにと考えさせられます。

  食育という言葉で、あたかも生活態度を変えれば良くなると政府は強調しますが、もっと根っこのところを考えていかなければ本当の改善にはなりません。

(2006年11月30日)
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