オーガニックレストラン
キッチンポラン

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  10日の月曜日、札幌市民会館で「食べたらどうなる?遺伝子組み換え食品が生命に与える影響」をテーマに講演会が開かれました。講師は、ロシアの科学者「イリーナ・エルマコヴア博士」。博士の実験は、実験用のラットに、遺伝子組み換え大豆を食べさせ、胎児への影響を調べたものです。

  遺伝子組み換えの研究について考えるとき、かつてアイヌの長老が話してくれた「食物連鎖」の教訓を思い出します。長老は、「アイヌでは子どもに熱湯を地面に捨ててはいけない、と教えます。熱湯を土の上に捨てれば、そこに住んでいる小さな虫たちが死んでしまう。そうするとその虫を餌にしている小さな鳥たちは、食べるものが無くなるのでいなくなってしまう。そうすると、小さな鳥を餌にしている大きな鳥もいなくなる。そうすると大きな鳥を食料にしているアイヌが困る」と話してくれました。

  遺伝子組み換え技術は、人間が自然界のシステムを操作して、本来なら永い期間かけて変化していくことを、一気に行なうことです。そして、ある種の虫だけに効果のある技術は、その虫を食料にしている他の生物の生存の危機を招きます。食物連鎖の教訓と同様のことがおきます。

  しかも、現在の遺伝子組み換え技術の認可の条件に、その遺伝子組み換え食品を食べ続けたらどうなるのかのデーターは入っていません。急性毒性(食べてすぐに影響する)さえなければ、認可されます。。

  イリーナ・エルマコヴァ博士は、このことに疑問をもちました。そして、2世代や3世代にどうような影響が出るかどうかの実験に関しては、世界のどこでも、ほとんどされていないことに不安をいだき、今回の実験を行なったのです。

  実験は、極めて客観的に実施されており、大豆の入手証明やPCR法による分析、最大1グループ17匹ものラットを使うなど、遺伝子組み換えを推進する人たちが指摘している実験の不備としている項目をクリアーされていました。

  実験は、通常のラットの餌だけを食べさせるグループ、GM大豆を一緒に食べさせるグループ、非GM大豆を一緒に食べさせるグループ、GM大豆抽出プロティンを一緒に食べさせるグループの4群に分けています。

  結果は、GM大豆を食べているグループの仔ラットに大きな影響が出ました。さらに、生育にも大きな影響(マイナス面で)が出たり、臓器にもあらわれています。注目したのは、GM大豆を食べたラットの仔ラットの行動が、攻撃性を示したことです。研究員の手をかじったりしたとのこと。

  農水省では、この実験についてようやく注目してきました。しかし、大切なことは、世界で同じような実験を義務化することです。 (2006年7月12日)

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