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世界一の規模を誇るドイツのオーガニックフェアが、今年の2月に開かれたことを以前お伝え致しましたが、詳しい報告が届きましたのでお伝え致します。

ドイツでは毎年2月か3月に開かれるオーガニックフェアですが(日本では9月に東京で開かれます)、オーガニックの認定基準のある分野(農・畜・食品・衣類等々)については、すべてオーガニック認定を受けた商品でなければ出展できない、という厳しい基準のもとに開かれています。有機の認定を取得していない商品は、強制的に撤去されるという強い姿勢が、参加者の信頼につながっていることで、年々規模が拡大しています。

今年は2月16日から4日間、ドイツのニュルンベルグ市で開かれました。出展社数、有料入場者数ともに前年を上回りましたが、注目されるのは入場者のなかでドイツ以外からの参加国。EU諸国やアメリカに並んで、中国からの参加者が多かったことです。ちなみに日本からは十数名と少なかったとのこと。

中国のオーガニックへの関心の高さは、ここ数年急速に伸びています。農薬汚染を嫌う消費者グループによる、産直の拡大などが進んでいることも背景にありますが、輸出産業としての戦略も考えているようです。

報告によれば、展示会の規模が年々拡大しているのは、EUの農業政策及び環境政策を背景にして、さらには消費者の安全・安心を求めるオーガニック生活追及の姿勢が根底にあるものとしています。

オーガニックフェアの目玉になっているオーガニックワイン。今年はなんと777種類が出展されています。オーガニックワインのための有機ぶどう畑だけで15000ha(ちなみに日本の全国の有機農地は5000ha)を有している国があるくらいですから。

世界のオーガニック食品市場は昨年三兆円を超え、現在でも7〜9%の伸びを示しています。 それに比べて、いつも言いますが遅れている日本。新しい動きが確実に生まれてきました。昨年7月19日に北大で開かれた「自給を高め、環境を守り育てる日本農業の再構築をめざす北海道集会」。有機農業を柱にした日本の農業政策の大きな改善を目指した運動として、生産者、消費者、行政、事業者、学界を巻き込んだ、主義主張の垣根を越えた集まり。その成功を力に、3月25日、東京で700名近い参加者を集めて「農を変えたい!3月全国集会」が開かれました。

154名の国会議員で構成している「有機農業推進議員連盟」の事務局長のツルネンさんは「これまで有機農業の関係者が、有機農業の将来を信じてあらゆる困難に耐え、公の支援も受けることなく数十年頑張ってきた・・・有機農業を日本で普及させるために、有機農業推進法の成立を目指している」と集会で話していました。続けていくことが明日へつながると信じています。

(2006年5月18日)
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