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先日開かれた私の住んでいる町内会の総会で、「さっぽろエコライフ10万人宣言」のパンフが配られました。これは、札幌市が地球温暖化防止のため、市民にエコライフを奨めて自覚を促す運動です。札幌市独自の取り組みで、10万人というと札幌市民の7〜8%になります。

提出用紙は、一般版と子ども版に分かれていて、エコライフの事例が20項目掲載されています。「使用していない部屋の明かりをこまめに消します」とか「駐停車中はアイドリングストップをします」「自動車の利用を控え、公共交通を利用します」・・・。昨年2月から始めていて、4月15日で6万8千人の市民が宣言をしているので、あと一息というところです。

また、滝川市や小平市、鷹栖町では使用済み食用油を利用した自動車燃料を導入したりと、CO2削減=地球温暖化対策を進めています。この使用済み天ぷら油利用装置のトラクターでの使用を考えている有機農家もいます。

また、21日の道新には、ロンドンの地下鉄、バスの子ども運賃が無料になったという記事が載っていました。記事のなかで市長は「何十万もの家族が恩恵を受ける。次世代を担う子ども達には可能な限り、公共交通の利用機会を広げたい」と話しています。

このロンドンの取り組み、羨ましい。札幌で、バスと地下鉄を乗り継いで街中へ行くとすると、家族での負担料金は相当のものになります。マイカーの利用が減らない原因の1つと思います。

このように環境問題についての話題は、毎日のように伝えられるのですが、自分の生活環境が相当悪化しないと実感できないことも否定できません。ヨーロッパでの環境保全の取り組みがモデルケースとして強調されていますが、かつてのヨーロッパは下水道を造らなければならないほど環境汚染が広がっていたと、江戸の環境についての著書を多く出されている石川英輔さんはおっしゃっています。

実際、私自身が有機認証制度の研修にイギリスの「土壌協会」という60年近くの歴史を誇る認証機関を訪問した際、60年前にどうして有機農業の認証組織を設立したのか質問したところ、当時、環境破壊が進んでいたため必要になったからだ、との答えでした。

環境の良い北海道にいると、地球規模で進んでいる問題点を実感することは、なかなか難しいのかもしれません。それでも、漠然とした不安感を道民が意識していることは、スズメが周辺から姿を消したことや、花粉症の広がりなどについての道民の反応で感じられます。

私達の日常生活は、夜でも明るいことが当たり前になっています。そんな灯りを消してみようという試み、キャンドルナイト。6月21日の夏至の日、夜8時〜10時、電気を消して、なんとなく考えてみる良い機会です。
(2006年4月30日)
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