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昨日、「アリオ札幌」がオープンしてたくさんの人が集まりました。周辺は終日交通渋滞。ヨーカ堂にとって新記録だということででした。キッチンポランにも、たくさんのお客様がおいでくださりました。
本日は、キッチンポランの準備の過程で見えた課題について取り上げてみます。

最初は、お米。有機農業における生産目標は、毎年の契約によって決めています。農家の数が増えてきたり、農家から「もっと作りたい」と要望されれば、需要を増やす努力をしなければなりません。キッチンポランの開業も需要を増やすため。そうしなければ、有機農家が増えていかないし、やる気も出てこなくなる恐れがあるからです。

一方、16日政府・与党間の調整で、来年産米の全国の生産目標数値を今年の数値よりも18万トン減少することで固まった、と報じられました。過剰米対策の実績に応じて、配分を決めていくとも報じていました。道内の今年の生産目標数値は、61万1910トン。これがどのくらい減らされるのか気がかりですが、道は10年後の生産努力目標をまとめました。コメの道内消費量に占める道産米の割合を20%ふやすことで、現在の生産とほぼ横ばいの61万8800トンとしています。

農産物の60%が外食や加工食品で使われる、といいますから、外食での道内米の使用は大きな意義があります。そして、キッチンポランの店内は有機農業の基準に照らして、化学物質の使用を避けています。道産の間伐材や木っ端を使用して、床や机・椅子を作っています。しかし、貼り合わせる接着剤や塗料の天然のものは、ドイツのメーカーのものしか入手できませんでした。道内で開発されていれば、すべて道産になれたのですが。シックスクールが社会問題になっている今日、公共機関の施設の使用を義務付けてでも天然の接着剤や塗料の開発に力を入れるべきだと思います。

そして、お箸。以前、キッチンポランでは割り箸を使用していませんでした。しかし、道の林野関係が「北海道の森を守るために、道の間伐材で作る割り箸を使用していただきたい」との意見を聞いたため、下川町の箸製造メーカーから直接取り寄せることにしましたが、1膳3円いたします。中国の間伐材使用の割り箸は、1円もしません。しかも小売値で。箸袋に入れれば、4円以上いたします。

下川町の箸製造業者は、札幌の小売店に置いてみたのですが、全然売れなかったとのこと。当然だと思います。酒や調味料を始めとする加工食品も厳しい状況でした。課題の多さを感じています。新たな挑戦の場にキッチンポランがなればと夢見ています。
(2005年11月24日)
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