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笛木オーナーのオーガニックリポート

有機農業になったら収量が減ってしまうのか?

  北海道新聞の投書欄、農家の方から「日本の農家が一斉に有機栽培を行なったら、収量が減少して国民が飢えてしまう」との主張が載っていました。多くの農業関係者の考え方でもあり、私もそのことで度々討論になった経験をしています。京都大学元教授の西村さんは、「慣行農家が有機栽培に切り替えると、土が育つまで収量は減ります」と述べたあとで「投入する有機肥料の種類によって分解するスピードが違うことから生じることなので、分解がスムーズに進めば安定した収量が確保できます」としています。先週も述べましたが、有機農業の研究は今まで一切されていませんでした。ですから、「有機農業になったら収量が減る」というデーターはありません。逆に、私は26年前に農家の人から「昨年と同じ収量を確保するためには、化学肥料の使う量を毎年増やしていかなければならないから、コストアップになる」と聞かされました。持続的農業の必然性について、口だけでない説明を農水省に求めていく必要があります。
(2008年02月28日)

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