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21日、兵庫県豊岡市で自然放鳥したコウノトリのひなが誕生、とのニュースが報じられました。43年ぶりの快挙とのことで、地元の喜びの映像がテレビでも伝えられました。このコウノトリから見えてくるもの。1961年に施行された「農業基本法」によって崩壊した、わが国の農業の歴史です。化学農薬や化学肥料を中心にした近代農業によって、わが国の伝統的農業は切り捨てられ、その結果なにが得られ、なにが消えてしまったのか。経済成長が進み、確かに生活は豊かになったわが国。今、さらに経済成長を求めていく必要があるのか。暮らしやすい社会にシフトを変えても良いのではないか。かつて存在したなにかを取り戻したい、コウノトリのことから見えてくる。農薬を切り捨てることで、取り戻せるもの、豊岡の人たちが選んだものです。
(2007年5月26日)
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